| ホームページ|「湯た〜っと」情報のトップページ |
| 宮崎福祉のまちづくり協議会で取り組んだ事業で、ホームページ上での結果報告及び印刷物での結果公表を行っている。 目的は、障害者・高齢者の中から温泉に入ってみたいとか、何処何処へ家族と出かけたが自分だけ温泉に入れなかった等の声を数多く聞き、宮崎県内に障害者・高齢者が利用できる温泉施設は何処にあるのか、という疑問からこの事業は開始されました。 ただ、障害者にも高齢者にも様々な身体状況が考えられ、一概に施設を取り上げてもという意見もありましたが、家族と一緒にという前提を設ければ、多少の不備とかはクリアされるのではないかと考えました。 とにかく出かける前に電話などで問い合わせ、利用の有無を確認する事を前提に致しました。 |
実際に調査にはいる前に 今回の調査は、車椅子でも利用が可能であるという前提にたち、宮崎県観光協会でパンフレットの調査から始めました。パンフレットの中にはまだまだこの種の情報は少なく、はっきり言えば「第3セク」で作られた、なになにセンターのみに情報が掲載されていた状況です。 |
各市町村役場に問い合わせ まず、各市町村の担当課にFAXにて問い合わせてみました。問い合わせのフォーマットを作成し、記入が容易にできるようにして、各市町村の把握している情報の入手を試みてみました。 早々と返事が来るところ、時間がかかるところと相手側でもいろんな事が行われたのだな、と感じる内容でありました。記載する施設を調査して返事するとか、把握した内容に基づいて返事するとかだと思います。 とにかく、情報は集まりました。しかし、ふに落ちない情報もあったのも事実です。 |
各施設に問い合わせ この様にして施設の情報を収集し、疑問点の洗い出しを行いました。普段聞いている情報との照らし合わせ、返答内容に疑問のある箇所の洗い出しを行い、相手施設に対し、問い合わせを行いました。 ここでさらに絞り込むことができました。 |
施設訪問 この様に最終的に絞り込んだ施設の訪問を実施することとなりました。土曜・日曜が中心になりましたが、調査項目は身障者用駐車場・出入り口・カウンター・身障者用トイレ・レストラン・家族風呂・その他と言う項目です。写真撮影も行いました。 これらの内容を定められた「チェックシート」に記入していきます。 |
調査した内容がホームページと印刷物に 今回の調査を通して、民間施設ではまだまだ障害者用とか家族風呂という施設が無く、自治体が第3セクで設立した施設が当てはまったものです。 しかし、最近作られた施設であっても「家族風呂」が無かったり、これでは障害者は使いにくいだろうなという施設が沢山ありました。今回紹介する施設も、障害者サイドに立った設計がされていると感じた施設は少なく、単に施設全体では福祉的な書物の基準に適合したのみと感じたことであります。 |
例えれば・・・・ いろんな場所でいろんな感想を持ちました。 1.車椅子専用の駐車場が数台分あるが、全部にパイロンで車止めがある。 2.障害者専用の駐車場に駐車した場合、一般客の車が多く通る通路を横断しなければならない。 3.入り口の点字誘導ブロックにマットが敷いてある。黄色の点字誘導ブロックではない。 4.入り口に脱いだ靴が散乱している。 5.受付カウンターが高く、車椅子と対面できる蹴込み部がない。 6.レストラン利用時に車椅子から降りる必要がある。 7.浴室に手すりがなかったり、少なかったりする。 8.浴室に車椅子から降りるための台等が設置してない。 9.シャワーチェアが準備していない。 等と気づく部分が沢山あった。なんだか、車椅子にも一度も乗ったことのない、そんな設計者が設計したごとくの印象である。 |
失敗は失敗 ものを作った場合、失敗はあり得ることである。その失敗を失敗と認め、改善する勇気が必要である。当然、この種の施設の建設に当たっては当事者の意見を十分に取り入れる必要がある。身体的な部分とは当事者しか理解できないし、十分に取り入れ、その上で対策を図ってこそ失敗は少ないのではないかと思う。 つまり、現在のやり方では設計図面の段階で当事者の意見を取り入れる、当事者集団の許可を得る、というシステムが存在しない。ハートビル法、まちづくり条例等の整備は進んでも、それは施設の最低基準を定めたものではなく、障害者などの社会参加を促進し、1人の人間として尊重しようとするものであることは決して忘れてはならない事である。 |
地域のいこいの場 今回の調査に当たって受けた印象がある。この種の施設の存在意義である。じいちゃん・ばあちゃんとと一緒の家族の多いことには驚かされた。親子3世代の交流の場になっていることである。孫と一緒に風呂に入るじいちゃんはなんと幸せなことか、教育を意識しない教育の場、世代間の隔絶とは無縁の地と感じた次第である。 是非、この種の施設はどんどん作ってほしいと思う。すごい効果が期待できそうであるから。勿論、我々障害者も楽しめる工夫は忘れないように。 |