12時間耐久車いす体験会報告書
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【趣旨・目的】
車いすでの日常生活(買い物や外食など目的地までの移動手段や、自分が利用しやすい身障トイレがどこに 有るのか・・・と言った事)を体験する事で、街中の不便さや障害者を街の中で受け入れる周りの人々の雰囲 気を肌で感じ、どう改善すれば良いのか、また具体的にどの様なシステムを今後構築し、当事者の意見をどの 様に反映すればもっと障害者が社会に参加しやすくなるのかを観察し、意見をまとめる事を目的する。
全国と比較した時、宮崎は福祉が充実しているとはいい難く、街に障害者の姿も少ない。現在、障害を背負 った時、社会で生活する術の指導は充分に為されておらず、また指導するに確かな経験を持つ者すらもいず、 障害者は自らの努力のみで社会に参加しなければならない。この事は多くの失敗を伴い、時としては社会に対 する恐れを抱いてしまう場合もある。こういった実状を解決していく為にも、福祉の発展を望む過程でよりリ アル性のある体験を通して問題点を把握する必要があると考える。そこで、より当事者に近いスタンスを持ち、 体験会を実施する事になった。
イベントやレジャー等ではなく日常生活での問題点を見いだす為に、移動障害の顕著な車いす使用者に扮し て半日を過ごしてもらう事とした。体験者の介護に関しては、人の雰囲気をありのまま掴む為基本的に行なわ ず、可能な限り自力走行で課題に取り組み、必要であれば体験者自ら近くの人に依頼し、随行者は体験者から 聞き取り調査を行いながらハード面及びソフト面の問題点を揚げ、善後策を考える事を課題とした。
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