< 調 査 結 果 >


【カウントの種類】
  • A……
通過した全ての人数
  • B……
通過した人の中で、歩行に支障を来していると思われる人の数
第1回
調査日 平成10年4月19日(日)/晴れ
調査員 三角・森下・甲斐・松葉・黒木
 【調査時間:午前10時15分開始(30分間)】
  • A(森下):381人
      私の予想では、休日なのでもっと人が多いのでは...? と思ったけど、実際は意外 と少なかった。
    年齢層は、私の見た限りでは10から20代が最も多かった。あと家族連れも結構見 られた。お昼前になればもっと多くなると思った。
  • B(三角):1人   私は、特に歩行困難で電動車いすが必要と思われる人をカウントした。老人の姿も 多かったが、普通に歩いている人ばかりだった。どの年齢層の障害者も一人もいなか った。   ピュアルームで貸し出しているという電動スクーターは1台も通らなかった。他の 車いすの人も全く通らなかった。
  • B(甲斐):24人(下肢障害者1名含む)   思ったより人通りは少ないと感じた。三角さんと自分のカウントの差がよく理解で きない。

 【調査時間:午後3時開始(30分間)】
  • A(松葉):1,028人   交差点付近で調べたせいもあるが、信号が青になると、かなりの人数がすれ違って いる。また、自転車の台数も割合多いので、混雑した中での歩行は少し困難に思えた。 せめて、通りでの自転車通行は見直すべきではないかと思った。
  • B(黒木):3人   想像したよりずっと少ない数だった。しかし、買い物に来ている人の数は思いのほ か多かった。
  • B(甲斐):10人   若者の数は倍以上に増えている割に、Bに属すであろう人の数は逆に減った。
【その他の感想】
  • 「タウンモビリティ/電動スクーターの貸し出しします」と、あいあい通り近く のアーケードで3台程用意してあった。
  • 若草通りアーケードの中にテーブル、イスが置かれてあったが、盲人の方が歩い ていて、それにぶつかっていた。
  若草通り商店街タウンモビリティの初日。前宣伝がなかったせいか、利用者は少な かった。若者の街というイメージ通り、通行人の殆どが10から20代の若い世代だっ た。しかし、家族連れも結構多かったとあるので、今後はどうしたら高齢者を街に引 っぱり出せるのかが課題だと思う。
  利用者が少なかった理由としては、応募が殺到したら大変だとの思いで前宣伝をし なかったことがあげられる。ただし、タウンモビリティの意義や注意点をボランティ アにきちんと教育・指導しているのか疑問なので、利用者が少なくても大過なく終え ることができて成功なのではないか。4月22日付の宮日新聞に取り上げられていた が、1ヶ月後まで市民の記憶に残るだろうか? もっとメディアの活用を考えた方が 良いのではないか?
第2回
調査日 平成10年4月26日(日)/晴れ
調査員 三角・山口・甲斐
 【調査時間:午後1時35分開始(30分間)】
  • A(三角):985人   家族連れやカップル等、ほぼ若い世代の人がほとんどだった。
  • B(山口):0人   見かけた高齢者の方は、ほとんど元気な方ばかりだった。
      障害者も0人でした。
  • B(甲斐):8人
 【調査時間:午後3時開始(30分間)】
  • A(三角):1,019人   カップルがほとんど。後は家族連れや若者ばかりだった。
  • B(甲斐):4人 (高齢者:3人,障害者:1人)
      杖(ステッキ)をついている人が多い。
 【その他の感想】
  タウンモビリティ実施日(毎月1回:第3日曜日)の前回と、状況は殆ど変わりな い。今後、第3日曜日との格差が出てくるのか疑問である。もう少し街の状況を観察 するよう指示する。
第3回
調査日 平成10年5月17日(日)/晴れ
調査員 三角・甲斐
【調査時間:午後1時30分開始(30分間)】
  • A(甲斐):793人   久しぶりの快晴で、みんな外に出ているのか街中の人の流れが少なく感じた。しか し、中には孫と祖母といった感じのケースも見受けられた。
  • B(三角):7人   意外と人通りが少なかった。7人の内訳は、1人が足の悪い障害者で、もう1人腰 が悪そうな60歳位の女性がいて、残りの5人は高齢者だった。
 【調査時間:午後3時開始(30分間)】
  • A(甲斐):807人   1回目(午後1時30分開始)と比べて、人の流れ的には同じくらいで少なく感じ た。雨が降った場合、アーケード内は傘をささなくて良いので幅広い年齢層が通るのではないだろうか...?
  • B(三角):予備群=3人   やはり若者や家族連ればかりだった。3人の内訳は、高齢者1人、杖を持った高齢 者1人、50歳位の足の悪い障害者(男性)1人だった。

【その他の感想】
  電動スクーターの利用者:1人(サクラかも知れないと感じた)
  市社協の方に“対象となり得る人”への声掛けをしているのかを尋ねてみたが、そ ういったことはしておらず、商店街の人からも「ゆっくりやっていきたい」との申し 出があったらしい。調査をしていての疑問点は、
  • 若草通りアーケード内で高齢者向けの店舗があるか?
    (デパートなら1カ所の建物で用事が済んでしまう)
  • 電動スクーターに乗ったままで店内に入れるだろうか?
等がある。   ニュースでは、ハード面の不備を認めた上で高齢者や障害者に優しい商店街を目指 してソフト面で対応していくといったことが流れていたらしいが、この「ソフト面」 が問題である。
  高齢者や障害者でなくても人それぞれに身体的状況は異なるはずで、介助や声掛け が自然にできるようになるまでにはある程度経験が必要である。今の(高齢者等が街 に少ない)状態で、タウンモビリティのアピールをしないまま高齢者等の客数が増え るとは思えず、従って自然なソフト面での対応ができるのには遥かに時間がかかりそ うな気がする。
第4回
調査日 平成10年5月24日(日)/晴れ
調査員 三角・福元(涼)・山口
 【調査時間:午後1時30分開始(30分間)】
  • A(福元(涼)):860人   元気に歩いたり自転車に乗ったりしている高齢者はいたが、後は殆どが若者であっ た。
  • B(三角):1人   今日は特に高齢者が少なく感じる。カウントした1人は、20歳代前半の車いす障 害者(女性)でデート中だった。調査後のボンベルタ橘でも見かけ、あちこちに行っ ている様子だった。こんな障害者がもっと増えればいいのにと思った。

 【調査時間:午後3時開始(30分間)】
  • A(山口):1,052人   若者が多かった。何度も同じ人が通りました。
  • B(三角):1人   電動スクーターを借りるほどではなかったが、長距離歩行はきつそうな80歳位の 男性だった。   この時間帯は、元気によく歩く高齢者が多く、10人以上見かけた。

 【その他の感想】
  調査終了後に視覚障害者の2人連れを見かけた。1人は盲導犬を連れていて、1人 は白杖で歩いていた。普段、街中で障害者に出会うことは少ないが、今日はよく見か けたことになる。
第5回
調査日 平成10年6月21日(日)/雨
調査員 甲斐・河野(哲)
 【調査時間:午後1時35分開始(30分間)】
  • A(河野(哲)):887人   なかなか人間観察ができて楽しい。中には行ったり来たりしている人もいたが、雨 が降っている中で、よくこんなに人がいるものである。
      年代的には、10代:30%・20代:30%・30代以上:35%・子ども:5 %と見た。
  • B(甲斐):7人   (ピュア2人・高齢者(男)1人・高齢者(女)3人・障害者1人(車いす20 代男性))
      荷物を抱えた人が重そうに足を引きずって歩いており、傘を杖代わりにしていた。
      車いすの男性は、ドコモパル若草通り店の前で結構長い間うろちょろしていた。こ の人は一人で行動しているみたいだった。午後3時からの調査時に、立ち上がって車 いすを杖代わりにしていたが、重度のCPらしく思うように動かせずにいた。手助け が必要か尋ねてみたが不要とのことだった。

 【調査時間:午後3時開始(30分間)】
  • A(河野(哲)):866人   先程より少し少なかった。しかし、結構同じ人物が何人もうろついていて、よほど ヒマなんだと思った。あるカップルが妖しげ(?)な手のつなぎ方をしていて、相手 がいやがっているように見えたのが面白かった。
     この時間は7割が10から20代の若者で、その他はバランス良い年代の別れ方だっ た。
  • B(甲斐):0人   通行人は若者が殆どで、足下の不安定そうな高齢者や障害者は見かけなかった。

【その他の感想】   河野(哲):カウンターを持って調査しているとかなり怪しまれていたようだったが、 色んなタイプの人々を観察できて面白かった。また、統計的な調査があれば参加した いと思った。
  甲斐:生憎の雨降りだったので、アーケードのない高千穂通側を歩く人たちが若草 通りに流れてくるかなと思ったが、(前回までの晴天日の結果と比べても分かるよう に)そうでもなかった。高齢者で自転車に乗っている人が多く感じた。
第6回
調査日 平成10年6月28日(日)/快晴
調査員 甲斐(吉)・荒木
 【調査時間:午後1時30分開始(30分間)】
  • A(甲斐(吉)):687人   比較的に若者が多く、高齢者や障害者等がすくなかった。
  • B(荒木):5人   通行人は20代から30代と思われる人が多く、高齢者らしき人は30人に1人の割 合で少人数でした。
      電動車いす:1台(30代のカップル)

 【調査時間:午後3時開始(30分間)】
  • A(荒木):836人   1回目より人通りが多くなった。自転車やスケボー等に乗って移動する人たちもいる。
  • B(甲斐(吉)):1人   1回目よりも高齢者・障害者等が少なくなった。若いカップルが多い。
      危険だと感じたことは、スケボーに乗っている人(2人)がとても荒々しく乗り回 していたことである。機敏に動けない人にはぶつかることもあって危険性が大きい。

【その他の感想】
  • 10代から30代までの人が最も多く、40代以上の人はあまり見かけなかった。
  • 自転車乗りがとても多く、しかもスピードを落とさずに通っているので高齢者や 障害者は結構恐ろしく感じるのではないかと思った。自転車専用通路を設けるか、ア ーケード内の自転車乗り入れを規制すべきではないかと思う。
  • 今回、視覚障害者を全く見かけなかったが、路上販売やワゴン等の障害物がある からでないかと思った。少なくとも点字ブロックの両脇50cm 程度には空間があって欲しいと思った。
店舗・バリア調査
調査日 平成10年6月21日(日)/雨
調査員 坂元
 【調査時間:午後1時35分〜午後4時30分】
  アーケード内の全ての店舗を通りから見て廻ったところ、殆どが若者(10〜20 代)向けの商品、主に衣料品を扱っていることが分かった。中には中高年向けの衣料 品を扱っている店舗もあったが、せいぜい60代前半までを対象にしたものが多く、 高齢者(65歳以上)を客と意識している店舗はないようである。
  また、バリアに関しては水害防止策なのか、殆どの店舗入口に段差が設けられてい る。目測だが低くて3〜5cm、高いものでは15cm 以上と、“見る”ためだけに人の手を借りて入るのは億劫に感じるのでなかろうか。 加えてアーケードの両脇に側溝があり、グレーチング目地が大きく車いすのキャス ターがはまり込む恐れがあるが、中には入口がフラットでグレーチングをマットで覆 って事故(ケガ)防止に努めている店舗もある。また、以前に比べて、点字ブロック まで商品を迫り出した店は減っているが、点字ブロック自体があまりにも通りの両端 に敷設されており、途中には街路樹もあることから(警告用点字ブロックに半分近く 飛び出している)全盲の障害者には歩きにくい通りではなかろうか。付則だが、四季 通りの駐輪場は点字ブロックを妨害している。若草通り商店街とは直接関係はないの であろうか。
  以上、取扱商品とバリアの面から見て、若草通り全体で統一性が感じられなかった のは残念である。高齢者・障害者等を意識している店舗とそうでない店舗との格差が ありすぎると思った。タウンモビリティ導入に向けて意思の統一はなかったのであろ うか。
  他に調査していて気になったことは、タウンモビリティ実施日だというのに見回り をしている関係者を見かけなかったことである。気付かなかっただけかも知れないが、 現に重度の車いす障害者がずっと若草通りにいたところからして、手助けが必要かど うか問いかけるなり、事故防止に時々様子を窺うなり何らかのアピールがあってしか るべきだと思った。タウンモビリティという言葉が定着するまでに時間が必要だと思 われるが、途中で事故が起きてしまっては(例え自分の車いすや杖等であろうと)商 店主が消極的になる可能性がある。ハード面の不備をソフト面での対応で補うために も、事故防止策には万全を期すべきではなかろうか。
  最後に当事者として、街が優しくなれるためにもっとパワフルな障害者が増えて、 どしどし街に出てきて欲しいと思った。



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