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もし、トイレを利用したいとき 何処へ行けばよいのか?

昨年(1999年)の忘年会の準備段階で、障害者がトイレを利用する場合一番近い場所は何処なのかな??? という疑問が持ち上がった。忘年会の会場は居酒屋を予約したが、身障トイレのある居酒屋は宮崎市内には皆無である。午後10時までは繁華街の中に宮崎市営のトイレがあり、そこの身障トイレを利用することが出来るが、それ以後はかなりハードな状況となる。
健常者はトイレについては不満も問題もないが、障害を持つ者は重要な問題である。午後10時で帰宅すればよいのだろうが、2次会、3次会と雰囲気はだんだん盛り上がるときに帰らなければならないのは、いかにも不合理である。
ならば調査である。最寄りの身障トイレのある場所までその時間帯にどんな問題があるのか、実際に利用できるのかを調査内容から判断していただきたい。
調査したスタッフ
調査したスタッフ

調査を実施したルート
1.居酒屋「やまと」〜宮崎市役所横の堤防の障害者トイレ(屋外の公衆トイレ) 調査結果
2.居酒屋「やまと」〜橘公園に設置してある障害者トイレ(屋外の公衆トイレ) 調査結果
3.居酒屋「やまと」〜二葉児童公園の障害者トイレ(屋外の公衆トイレ) 調査結果
4.居酒屋「やまと」〜県立宮崎病院のトイレ 調査結果
5.居酒屋「やまと」〜別府児童公園の障害者トイレ(屋外の公衆トイレ) 調査結果
6.居酒屋「やまと」〜JR宮崎駅の障害者トイレ 調査結果
調査を行った時間:平成11年12月20日の午後10時から午前3時

調査を実施したコース地図
調査を実施したコース地図

調査に対しての考察
今回の身障者用のトイレの調査を踏まえ、障害者が様々な社会参加をしていく時、トイレの問題ははまだまだ解決していない、かなりの課題のある障壁(バリア)になっていることが分かった。
今回の調査だけでは全てが分かるとは言い難いが、一応健常者の社会参加との差については理解できるものと考える。充分にその時間を確保し、細心の注意をしておかなければ、街の中で楽しむことができない障害者の実体が理解できたものと思う。最短距離ですら片道8分、暗い道を通り、その上トイレの整備が不完全であることが出かけてみて初めて使用できるかどうか、今回の調査でも壊れていたり、汚れていたりして、その上で社会参加をしていくことはどんな意味なのか、皆で考えて欲しいことである。
全ての店舗に障害者でも利用できるトイレを設置すれば、このような問題は生じないのであろうが、現状はお金をかけ改善しなければならない。その分が利益に跳ね返ることを期待できない現在、容易にその方向へ進むとは思えない。
宮崎県も宮崎市も福祉のまちづくりの条例を制定する。実はこの問題はこれから建てられる建物の問題以上に既存の建物の改善の取り組みが条例に対する真価の問われる問題であると思う。莫大な費用と計画が必要である。
障害者も健常者も共に交流できる社会こそがやさしい福祉のまちづくりの筈である。頑張るべきことはまだまだ多い。