私にとっての“まちづくり”
小野 智弘
私はこの二年間、宮崎福祉のまちづくり協議会会員として、様々な活動に参加してきました。そもそも私がまちづくりと出会ったのは自分の通う専門学校でした。学校に来られていた土肥さんと出会い、NPO法人についてや身障トイレ点検調査の話を聞き、木曜日の例会に参加したのが始まりでした。私にとって「まちづくり」とは、福祉について詳しく教えてくれる先生だと思っています。専門学校では福祉についての知識や技術を先生方が教えてくれました。まちづくりでは知識や技術はもちろん、現場での考え方、物の見方を詳しく学んだ気がします。例えばトイレ点検や調査にしても私は身障トイレに関する知識はまちづくりに参加するまでほとんどありませんでした。参加してみて、ここの身障者トイレは身障者の事を良く考えバリアフリーを考えて作られている所とあまり考えられていない身障トイレもある事も知り、身障トイレが全部一緒だとはかぎらない事を深く学びました。
又、私が今まで参加してきた活動の中で一番、考えさせられた事は交通機関についてでした。ノンステップバスや電車は今、車イスでも乗る事が可能となっていますが、まだまだ各駅に身障トイレがなかったり、車イスの幅ほど入口が広くなかったり、そしてなによりバスも電車も必ず予約をしなければならないという現状にあります。これもまちづくりでの活動で知った事ですがこの様な事が改善されていくよう私達は行政に働きかけていかなければならないと思います。
今までまちづくりでの調査や点検、トイレ掃除など様々な活動に参加してきました。時には自分自身考えが浅く皆さんの足を引っぱったりしてしまいました。しかし、ここでの、「まちづくり」で学んだ事は自分自身で体験することにより、より多くの力となり自分の中に培われてきました。
又、数多くの人との出会いも与えてくれました。今まで学んだ事、経験をした事を活かしこれから施設の職務に務めていきたいと思います。そしてこれからも、宮崎からは離れてしまいますが、まちづくりの会員として協力できる点があれば、協力をしていきたいと考えています。
二年間、短い期間でしたが、本当にありがとうございました。
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「ボランティアを通して」 〜地域福祉への思い〜
宮崎医療福祉専門学校
第19期卒業生 細野 輝義
私が、介護福祉士を目指そうと決めた時は、福祉感というものはあまりなく、とりあえず資格を取得し、「世話をしてあげる」位にしか考えていなかったと思います。
しかし、この考えを変える出来事が一昨年の9月にありました。
「ふれあいのつばさ21」です。この事業は、宮崎県が毎年行っているもので、在宅で暮らす重度の障害者がボランティアの力を借りて旅行をするというもので、私はボランティアとして参加しました。
旅行を通し大変苦労したのがトイレの介助でした。また、ソフト・ハードの両面共にまだまだ福祉が充実していないという事が感じられました。
昨年、学校の授業でグループワークがあり、私のグループは「障害者の危機管理」について調べましたが、宮崎もまだ福祉が充実していなく、少しガッカリもさせられました。
グループワークの活動で、この協会を知り、興味がありすぐに会員となり活動を始めました。
この一年、トイレ調査を中心として活動してきましたが、まだ、足を踏み入れたばかりで、学ぶことが沢山あると思います。
私はこの二年でいろいろな人に会い、いろいろなボランティアをしてきました。しかし、私は「ボランティア」という言葉は無くなるのが一番良い事だと思います。誰かが困っている時に、さりげなく助けてあげるのが普通だと考えるからです。だから、障害者の人にはもっともっと外に出てもらいたいし、私達は外に出やすい様に環境を整えていかなければいけないと思います。
私は福祉を目指すようになり、新たに夢が出来ました。
しかし、その夢は、とてつもないものであるため、実現するのは無理かも知れません。が、私の好きな言葉は、「No Attack No Chance!」 やってみなければ始まらないし、失敗を重ねてもいつしか成功すると信じているからです。
これからも、「No Attack No Chance!」の精神で頑張っていこうと思います。
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あ・り・が・と・う
澄本三希子
この春2年間の学生生活を終え、再び社会人として働く日を目前に控え、不安と緊張が日に日に増してきている今日、土肥さんから、「なんでもいいから書いて。」と言われました。人前で自分の意見を述べたり、目立つことが大の苦手である私は、とても困ってしまいました。けれども、今までの2年間の出来事を振り返ると、懐かしい想い出が次々と思い出され、書きたいことがありすぎることに驚いています。
2年前、初めて「宮崎福祉のまちづくり協議会」の主催するドライブシミュレーションに参加し、その後も様々な場所へのドライブシミュレーション、トイレぴかぴか事業、ユニバーサルデザインの勉強会、様々な行事や忘年会等を通して、今まで何も知らなかった私が、少しだけでも福祉のまちづくりについて考えられるようになったのも、「宮崎福祉のまちづくり協議会」の気さくで暖かい仲間のお陰だと心から感謝しています。
旅行やドライブが大好きな私は、2年前まで福祉について考えたこともなく、車椅子の扱い方や、外出先でいろいろなことが不自由となり困っている人たちがいることなど何も知りませんでした。県外に出る機会にも多く恵まれていたにも関わらず、私がもし車椅子だったら?目や耳や手や足や言葉が不自由だったら?なんて思いもしませんでした。
思いやりをもつことが大切だとか、他人の身になって考えられるようになろうだとか、頭では解っていても、実際に気づき、行動に移すことは難しいことだと思います。年齢も、身体の状況も、血液型も違う、個性の強いみんなと行動を共にできたからこそ、今私が外出して、自分一人では体感できなかったことを感じられるようになり、教科書上で習っただけだったバリアフリーやノーマライゼーションを、 自分の心で考えられるようになったのだと思います。
これから先、この宮崎が、みんなでよりよく過ごすことのできるまちになっていくことを願いつつ、様々な困難も自然体で受け止められる心の余裕を持って、福祉の道を一歩ずつ歩いて行きたいと思っています。
「宮崎福祉のまちづくり協議会」のみなさん、そして様々な行事でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。これからも、未熟な私をよろしくお願い致します。
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