第44号 |
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| 自 立 平 等 平 和 |
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| 発行日:平成10年10月1日 |
第2回 12時間耐久車いす体験会報告
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| 体験者の感想 |
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車イス体験の前日は、いろんな不安が頭をよぎり、寝たのか寝ないのかの状況で朝を迎えました。不安の中、いろんな説明があり、いよいよ出発です。今回の車イス体験は、日頃福祉フェスティバルであるような、ちょっとした体験ではなく、朝10時から夕方6時までず〜っと乗っておかなくてはなりません。私は、ずっと乗った事もなければ、体験したことすらありませんでした。
出発といっても、社会福祉センターからバスに乗り橘通りまで行きます。そのバスの乗り降りに、私はどうすればいいのか頭の中は真っ白でしたが、足を使ってはいけないのが条件なので、まずは、口で言ってみることにしました。すると、バスに乗ってた乗客の人達が、加勢してくださって、すごくありがたい気持ちで一杯でした。一番私はここで驚いた事は、バスの運転手さんが、わざわざ来てくれて手伝ってくれた事でした。
街で歩いていて、ふと感じたことは、人の目も気になりましたが、何より、いつも普通に歩いていて感じない、バリアフリーに歩道がなっていて、車イスでも思ったより、スムーズに行けた事にうれしさを感じました。
今回この体験を通して、見えない所でいろんな工夫がされて住みやすい街になってきていることも、身をもって感じました。何よりも一番感動した事は、車イスが私の足になり障害者の気持ちを少しでも感じた事でした。
私は将来、看護の道に進みたいと考えていますが、この体験はきっと私の中の貴重な支えになると思います。何か壁にぶちあたっても、この事を活かして、がんばっていきたいです。この体験に、参加させていただき、ありがとうございました。
前回は体験者として参加しましたが、今回は随行者(カメラマン)として毎日新聞社の山崎さん(体験者)、MRTラジオの出水さんと3人で市内を回りました。コース中の詳細については、8月26日(水)付の毎日新聞を読んでいただければ理解していただけると思いますので、体験中自分が感じたことを述べたいと思います。
一日を車いすの方と行動を共にして改めて感じたことは、障害者(車いす)に対する意識が、宮崎では数年前と変わったのではないかということです。体験中、人の視線が気になることも全くなく、また何かお願いしてもしなくても、皆さんが親切に気持ちよく手を貸してくれました。これは、宮崎では障害者が街に出たり、ボランティア活動などを通して障害者と接する機会が多いためではないでしょうか。私の故郷指宿市では、街中で障害者を見かけることはなく、またあまり聞いたこともありません。ですから、宮崎では誰か近くにいれば何とかなるような気がしました。
しかし、やはり人に何かを頼むというのは勇気がいることであり、そう何度も、どこででもできるものではありません。また、どこまでお願いできるのか、説明して理解して貰えるかといった不安もあります。バリアフリーであれば、これらのことが全く問題にならずに、障害者がもっと楽しく街に出てこれると思いました。
バリアフリーと一口に言っても、どの範囲まで徹底すればよいか、全てに必要なのかを判断するのは難しいことであり、また問題点も出てくると思われます。ユニバーサルデザインとなるのが一番良いとは思いますが、地形的・経済的に限界もあるでしょうし、観光地ならではの景観といった条件も無視できません。私なりに日頃宮崎の街を観察していますが、現時点で効率の良いものはほとんどないと思います。
きっと多くの方が考え福祉面が充実するよう努力されているのでしょうが、もっと当事者の意見が採り入れられたとはっきり分かるようなバリアフリーを進め、さらにはそこから障害者・高齢者等が特別視されることない、ユニバーサルデザインに結びつくようになってほしいと思います。
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| 「障害物」= | パイロン・工事用防護柵・ポール類、商品の陳列等、駐車を妨害するもの全て |
![]() ・障害物 「有る」=17カ所/104カ所(16%) (パイロン:12%,工事用防護柵:4%) うち、一般者の利用率 午前(41%) 午後(59%) 夕方(35%) 一日平均(45%) ・障害物 「ない」=87カ所/104カ所(84%) うち、一般者の利用率 午前(44%) 午後(60%) 夕方(47%) 一日平均(50%) | |
(考 察)
障害物が「有る」と「ない」の対比では、調査日や場所(業種別)、或いは時間帯によって「有る」の方が「一般者」の利用率が高い場合もあったが、平均値では大差なかった。しかし、「空車」を除くと午前(70%)・午後(83%)・夕方(55%)・一日平均(70%)と「一般者」の利用率が非常に高いことが分かった。つまり、事業所側が苦慮しての対策も殆ど効果がないということである。
パイロンや工事用防護柵、ポール類などの障害物は「一般者」には容易に動かせるものだが、「車いす使用者」は乗降に時間・体力ともに大きな負担がかかるため、単独での利用が困難になる。特に工事用防護柵は重みがあり動かしにくく、気楽に利用できない状況では拒絶されたように感じることもあるだろう。事務所等に尋ねていくと、決まって「連絡してもらえば職員が退かしておきます」との回答だが、付近に連絡先の案内表示を設置した施設はなく、福祉的に後退したと解釈されるのではなかろうか。
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データの集計方法について 施設単位で集計したデータで、「空き」施設を含む全施設に対する「一般者」の利用率を分析した。「障害物」に関しては調査毎に若干増減があるものの、いずれも26カ所を4回調査したところから、総数の104カ所に対する割合で分析した。 |
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| 繁華街交流会とは・・・・ 平たく言えば、会員の親睦と身近な街の中にバリアフリーを浸透すべく企画する「飲ンかた」のこと。 街中には、無造作に置かれた看板や自転車、商品陳列棚など足下の不安定な障害者や高齢者にはバリアが至るところにある。ましてや夜の繁華街ともなると、入り口の段差や階段、更にはトイレの問題などで入ることすらできない店が数多くある。 そんな現状を打破するため、障害者自ら夜の繁華街をうろつき、“行きつけ(=車いすでも入れる)”の店を1軒でも増やし、気軽に飲みに出かけられる環境を築こうという意外と地道な活動である。 |
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