街中オリエンテーリングを開催
近年、宮崎の街が少しずつではありますが整備されてきました。そこで、まちづくりでは見た目にきれいな街が、果たして障害者や高齢者等ハンディキャッパーにとって利用しやすい街なのか、改めて点検・調査してみることにしました。
第1回は平成7年8月6日(日)に、ボンヘルタ橘・山形屋・寿屋の各デパートを中心にした建物内調査と周辺の道路状況を、3班に分かれて調査し、第2回に南宮崎駅近辺をやはり3班に分けて調査してみました。
今までの調査との違いは、すれ違う人や自転車との距離感やデパート内の商品陳列のあり方等を、日頃介護者の立場でしかなかった会員が実際に車いすを使用して体験するという点です。さらに「買い物をする」「トイレを使用してみる」「段差を解除してもらう」という三つの課題を設けて、自力でできないことを付近の人に助けを求めてクリアしてもらいました。
このオリエンテーリングは、年間計画を立てる話し合いの中で、会員の中から提案されて実行したものです。机上の空論で障害者の社会参加を云々するばかりでなく、車いすという一面からではありますが実際に体験してみることで不便な箇所や危険な設備棟を厳密にチェックし、社会に問題提起するというのが最終目的です。
以上のことをふまえて、問題のある箇所を一カ所取り上げて問題提起を実施することになりました。ターゲット(という言葉は適切でないかもしれませんが)として、第1回目のオリエンテーリングで問題のあったボンヘルタ橘の西館駐車場出入り口スロープを取り上げることにしました。
ここのスロープは、「勾配」という点ではある程度基準をクリアしていますが、設置個所が車の往来の非常に多いコーナーにあって、スロープへのアプローチの段階で危険にさらされるばかりでなく、複印が狭くエレベーターホールへ180度かいてんするさいのスペースが小さい上に扉部分には段差があるので、JIS企画の車いすでの通過は困難であるという調査結果が出ました。 ご存じのように、ボンヘルタ橘は立体駐車場ですのでおそらく各階で状況が異なると思い、先日、再度調査にいってきました。結果は以下の通りです。
<調査結果>
1.駐車場側のスロープ
| |
スロープ幅 |
スロープ全長 |
フラット部分全長 |
勾 配 |
| 屋 上 |
76.0 |
394.0 |
178.0 |
1/17 |
| 9 階 |
73.5 |
176.0 |
141.0 |
1/14 |
| 8 階 |
73.0 |
195.0 |
131.2 |
1/16 |
| 7 階 |
73.0 |
180.0 |
135.5 |
1/12 |
| 6 階 |
73.0 |
167.0 |
134.5 |
1/18 |
| 5 階 |
72.5 |
166.0 |
135.0 |
1/12 |
2.エレベーターホール側のスロープ
| |
スロープ幅 |
スロープ全長 |
フラット部分全長 |
勾 配 |
| 9 階 |
77.5 |
183.5 |
134.0 |
1/15 |
| 8 階 |
78.0 |
182.8 |
134.5 |
1/15 |
| 7 階 |
75.7 |
182.0 |
138.0 |
1/15 |
| 6 階 |
76.5 |
227.5 |
90.5 |
1/18 |
| 5 階 |
74.5 |
206.0 |
135.5 |
1/8 |
スロープに関しては、特に復員の改善を重点的に取り上げ、その他車いすトイレの案内板の改善と併せて要望書を作成し、図面を添えてボンヘルタ橘側に提示したいと考えています。再度、写真撮影や東館屋上のスロープ設置要望のための調査等、会員の皆さんの協力をいただくこともあるかと思われますので、都合のつく方はよろしくお願いします。
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