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「タウンみやざき」より |
| 族(ZOKU)/元気 THE ピープル |
車いすが安心して通れるまちは
きっと住みやすいまちだ。
宮崎福祉のまちづくり協議会
昨年8月、宮崎福祉のまちづくり協議会の手で「’91みやざき車いすといれマップ」が出版された。宮崎市内の、車いすで利用できるトイレを、公共施設も民間の建物も含めた115ヶ所調査したもの。設置場所はもちろん、扉の形式、便座の高さ、水洗レバーの位置・距離、段差はないかなど基本的な項目だけでも15点。これに見取図までつけられている。
「こんなマップは全国的にも例がなかったようです。おかげであちらこちらから問合わせがありますよ。何のためにトイレマップが必要なのかということをわかってもらいたいですね」
自身も車いすでの生活する会長の土肥雅郎さんは、住みやすいまちとは何か、と熱心に語る。
「まず直観的に言うと、一体どこに車いすで使えるトイレがあるのか、それを教えてくれるところがないんですよ。だからこの調査を始める時も、あやふやな記憶がたよりだったんです。そして、車いすで折角外出できるのに、トイレがなければ時間も限られてしまうということ。現に外出の時は水分を控える人もいる訳です。加えて、トイレに関しては介護が頼みづらいということ。安心して外に出られる、これは住みやすいまちの絶対条件ですよね」
約50名の会員は、障害者と健常者が半々。この調査には、うち10名ほどが1年半をかけた。
「必ずひとりは車いすの人が一緒に行って、実際に使えるかをカメラとスケールを持って。チェックきびしかったね。でも、このためにみんなが休みの日に集まってきた。こういうコミニュケーションを通してひとつ、僕たちの目ざすまちづくりが成功したかなって思ってます」
そして9月、超高齢化時代を目前にして在宅福祉を考えたとき、安全で快適な住まいとは、それを支える町とは? を研究する宮崎バリア・フリー研究会が、県建築士会宮崎支部の支援を得て発足。「在宅福祉の問題は、健常者でも高齢化することで避けられない現実です。住みなれた家で一生暮らしたい。でも、若いころは何でもなかった段につまづいたり、支えが欲しかたっり。それが簡単な改造で、もちろん金銭的にうんと安くで解消できないかという発想ですよ」
「えっ、こんな改装でいいんですか?」
10月、土肥さんは宮交シティに身障者用トイレの設置を申入れた。が、一旦は断られる。理由は、予想される多額の費用。そこで改めて、建築士の引いた改造例の図面を持って再交渉。「こんな簡単な改造で済むのなら」とOKが出、11月には男性用、女性用ふたつのトイレができあがった。
「特別で大変なものだという先入観があるんですよね。今回の場合、工費は50万円。図面があると説得力あるし、工費も少ないとお願いしやすいし。今後も増やしていかなくちゃね」
いろんな人が、いろんな話をしに集まる宮崎福祉のまちづくり協議会の例会は毎週木曜日19時〜、県福祉総合センター内ボランティアビューローで。会費月200円。
(土肥さん TEL 56−4079)
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