第24号
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自 立

平 等

平 和
まこちえれこっちゃ
発    行
宮崎福祉のまちづくり協議会
 〒880-0024
 宮崎市祇園1丁目50番地  
 宮崎市心身障害者福祉会館 (1F)
      CADセンター内
   TEL・FAX (0985)31−6441
発行日:昭和63年10月29日


点 検 調 査

  9月18日(日)、県立図書館・寿屋・ボンベルタで点検調査が行われました。
 点検には、アプローチ・玄関・廊下・便所・エレベーターなどがあり、それぞれの長さや幅の点検が行われ、便所については特に細かい点検項目があったようです。
 その結果を簡単に述べると、

県立図書館 点字があった。
ボンベルタ エレベータガールが常駐
寿 屋 ・アプローチに段差あり。廊下に障害物(植木・いす・棚など)があった。
・障害者用トイレがない。
・エレベーターの待ち時間が長く、30〜40分位待たされた。

 今回の点検調査の結果は、スライドをつくり、要望書 (10月いっぱいに出す予定)をデパート側に出す予定です。

  【目標】  なにもない宮交シティに
          障害者用トイレを作らせよう !!

                                           ということです。



【ニュース】  「宝のもちぐされ」にならないように

「身体障害者対応建築物整備促進事業融資制度」から

   障害者が利用できる建築物が増えるきっかけになりそう   



 厚生省は、昭和63年2月26日付けで「身体障害者対応建築物整備促進事業融資制度の実施について」及び「産業技術振興資金(新建築技術振興)融資制度の実施について」住宅局建築指導課長から特定行政庁建築主務部長あて通知した。

1.身体障害者対応建築物整備促進事業融資制度の概要は次のとおりである。

(1) 目  的
身体障害者の利用を配慮した建築計画に基づく公共的色採の強い民間の建築物の整備を促進し、身体障害者の社会参加を容易にすることに奇与するため、その所要の資金を長期・低利かつ円滑に供給することを目的とする。
(2) 身体障害者対応建築物とは
身体障害者の社会参加を容易にするため、身体障害者の利用を配慮した建築計画に基づき建築される公共的色彩の強い不特定多数の人々の利用に供する民間建築物で下記の条件を満たすものをいう。

用 途 1.医療施設(病院、診療所等)
2.文化施設(図書館、美術館、博物館、劇場、映画館、会議・研
  修施設等)
3.スポーツ施設(体育館、プール等)
4.商業施設(デパート、スーパーマーケット、ショッピングセンター
  食堂等)
5.業務施設(事務所、銀行等)
6.宿泊施設(ホテル等)
7.交通施設(駅ビル等)
8.その他特に公共性の高い用途
建 築
計 画
「身体障害者の利用を配慮した建築設計標準」(別添参考資料参照)に基づき、身体障害者のための計画上・設備上の配慮がなされている建築物

(3) 融資の対象事業
身体障害者対応建築物を新築し、又は既存建築物を増築、改築等により身体障害者対応建築物とする事業。
(4) 手  続
1)融資を受けようとする建築主は、基本設計の段階で建設省、特定行政庁及
  び政府系金融機関と事前調整を行う。
2)実施設計が完了した段階で建築主は、1.政府系金融機関に融資の申請
  を、 2.特定行政庁を経由して建設省に投資の推薦の申請を行う。
3)建設省は、事業内容について審査のうえ適当と認める場合には、住宅局長
  より政府系金融機関に対し融資の推薦を行う。
4)融資の推薦を受けた政府系金融機関は、審査のうえ、建築主に対し融資を
  行う。
(5) 融資の条件
1.融資対象事業費
対象事業に要する費用のうち、身体障害者の利用を配慮した建築計画に基づき、新築、増築、改造等を行うことにより、身体障害者の利用を配慮しなかった場合に比べて増加する費用。
原則として積み上げにより算定するものとし、分離して積算することが困難な部位、設備等については、適切な方法で按分して計算することとする。
2.融資比率
日本開発銀行 融資対象事業費の40%程度
北海道東北開発公庫 融資対象事業費の70%程度

3.償還期間
  25年以内(うち据置き5年以内)
4.金  利
  特利−(3)(昭和63年2月25日現在 5.35%)

トピックス




 ここ数年、一級建築士試験問題で、必ず障害者の配慮についての設問があります。これは昨年度の問題です。

〔14〕  中型の車いす使用者の人体寸法・動作について配慮した次の寸法のうち、最も不適当なものはどれか。
中型の車いす:180度回転の問題図

車軸中央を回転の中心として180°回転するのに必要な最小空間
公衆電話ダイヤル中心の高さの問題図

電話のダイヤルの中心の高さ
受付カウンターの高さの問題図

受付カウンターの高さと足もとの奥行

1.イ     2.ロ     3.ハ     4.ニ     5.ホ


役員交替

     前事務局長:岩裏 厚信 さん
     前 会 計:平川 善章 さん
                                お疲れさまでした。

   新事務局長:平賀錠二 さん
             (照れながら「事務局長」であることを自己表示。)
   新 会 計:宮本 さん
             (なんでもタクシーで滞納者をとりたてにいくとか・・・?)

                    がんばって下さい!!


ついに 「ふくしのまちづくりハンドブック      
(高齢者・身体障害者の活動し易い環境整備を目指して)
                      〜宮崎県」 できる


岩捕 厚信 

 これは、全国の自治体でつくられているだれもが利用する建物や公園・道路などに、行政の立場で障害者の配慮を求めたもので、全国的にもいちばん遅い方なんですが、ようやく宮崎県にもつくられました。この本の中には、対象となる施設と、その基準が詳しく掲載されています。もちろん、これは住宅づくりなどの資料としても大いに参考になるはずです。
 実は、この中身は障害者に対するマナーを除いて、昨年この策定委員として選ばれた私がつくったもので、私たち福祉のまちづくり協議会が点検調査した結果などを活かしつくっています。他県と同じように行政指導力のある「指針」としてつくったものの、ハンドブックとして県民への協力を願う形に変わりましたが、しかし、これは県がつくったものですから、当然これから行政指導されていかなければならないものだと思います。
 このハンドブックの特筆すべき点をあげてみますと、公共施設に限らず民間の建物等も対象にしていること。公共施設の中でも、今まで宮崎県では障害者の配慮がされていなかった「学校」を加えていること。障害者の「安全面」(避難等)のことも配慮していること。歩道橋をつくる際は、横断歩道を併設することとして、実際に歩道橋はつくらせないようにしていること。駅について、明確に障害者が利用しいやすいよう、構造面や人的サービス面で配慮を求めていること。点字ブロックの敷設方法を明確にしていること。随所に(障害者はこんなところに不自由を感じます)コーナーを設けて、実例をあげて設計者の参考に入れていること。(県に都合のわるい実例は削られましたが・・・) 自転車置場の設置を求めているころ。そして、モデルには美人マッサージ師の福島玲子さんの写真をつかっていることなどです。
 なお、これは昨年の12月から1月にかけて、私が毎日夜9時までの残業を終えたあと、家に帰ってつくりましたので、とくに、図に力を入れられなかったのが残念です。また、本の校正に私を入れてないため、誤字・脱字等も多くあります。そして、本の内容もこれから多いに研究がすすめられ「より障害者が、安心して利用できるように」改善していかなっければならないと思います。
 最後に、これらの福祉環境整備に関す基準は、国(厚生省)が国際障害者年の一貫として、各都道府県につくらせていますが、私は、これは地方の自治体に責任を転嫁すべきものではなく、国が障害者の「完全参加と平等」と守るために、法律として定めるべきものだと思っています。今後は、全国どこにいても同じサービスが受けられるように、全国レベルで法律化させるための運動が必要になってくると思います。

ふくしのまちづくりハンドブック

(趣 旨)
 このハンドブックは、多くの県民が利用する施設が、身体障害者をはじめ高齢者、病弱者など体の不自由な人びとも等しく利用できるよう、建築設計等のマニュアルとして活用していただき、広く県民の協力を得て生活環境の整備を、図ろうとするものです。

(対象施設)
 このハンドブックは、多くの県民が利用する施設で、次に掲げるものを対象として作成しています。
  (1) 別表に掲げる建築物及び附属施設
  (2) 道路及び交通附帯施設
  (3) 公園、スポーツ施設

(整備方針)
 対象施設の設置者は、施設を新設、増設または改修しようとするときは、建築基準法等関係法令、通達等の範囲内でできるだけこのハンドブックの示すところに適合するよう配慮してください。


別表

建築物及び附属施設

1.官公庁舎、金融機関、学校、公民館、集会場、その他これに類するもの。
2.各種会館(センター)、図書館、博物館、美術館
3.レクリエーション施設
4.社会福祉施設、病院、診療所
5.劇場、映画館、その他これに類するもの。
6.旅館、ホテル、その他これに類するもの。
7.デパート、スーパーマーケット、その他物品販売業店舗
8.食堂、レストラン、ドライブイン、その他これに類する飲食店
9.上記の複合建築物

(このハンドブックは、県庁南別館1F:障害援護課にあります)



電動車椅子スラローム



 毎年恒例、夏に行われている“電動車椅子スラローム大会”が、今年で第3回を向かえ、宮崎厚生年金会館前広場で7月17日(日)に実施されました。
 参加者23名と、去年よりも7名も多くの参加がありました。自己記録に満足できず何回も挑戦する人、昼食の時レストランのウエイトレスにちょっかいをだしている人(!?)様々でしたが、やはり2度、3度となるとみんなタイムが速くなり、操作にも慣れてきているようでした。

順位 名   前 1  回  目 2  回  目
タ イ ム 倒した数 タ イ ム 倒した数
永  山 2分04秒              
宮  本 2分23秒     2分15秒 2 個
長谷川 2分27秒     2分28秒    
土  肥 2分30秒              
山  本 2分20秒 1 個          
川 崎(弟) 2分33秒     2分06秒 5 個
木  下 2分40秒              
坂  上 2分44秒              
平  田 2分54秒              
岡  本 3分33秒     2分56秒    
10 福  崎 4分31秒 4 個 2分44秒 2 個
11 桑  原 5分22秒     3分07秒    
12 織  田 2分53秒 2 個          
13 池  上 3分07秒 2 個          
14 金  丸 4分04秒 2 個 3分11秒 2 個
15 平  川 3分21秒 5 個 3分10秒 3 個
16 黒  田 3分33秒 1 個          
17 吉  木 3分50秒 1 個          
18 川 崎(兄) 3分57秒 1 個          
19 7分03秒 1 個 4分08秒 1 個
20 山  崎 4分20秒 1 個 4分12秒 3 個
21 島  田 5分58秒 1 個 4分13秒 2 個
22 黒  木 7分16秒 4 個 5分14秒    


編集後記今回の「まこちえれこっちゃ」もまたまた遅れてしまい、すみませんでした。電動車椅子スラロームの報告も遅れてしまってすみませんでした。これはやはり、まちづくりの参加を怠ったためと反省してます。
     今回、たくさんの原稿を寄せてくださった方々、ありがとうございました。


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