全障研九州ブロック研究集会に参加して
山本 一郎
去る5月7日(土)〜5月8日(日)に全障研(全国障害者問題研究会)が、佐賀県で開催されました。
私は、この“全障研”に参加してものすご新鮮な気分になりました。それというのもこの集会では、ただ単に訴えているのではなく、いかに行政を動かしいていくか又、障害者の「完全参加と平和」・「障害者問題の研究と運動」などを切実に訴えているからです。
それに、ここにいる人達の心の底から障害者問題を考え、なおかつそれを実践している姿を見ていると勇気が湧いてきました。
ここで私が参加した、全障研の内容を簡単に説明します。
| 集会テーマ |
*国連「障害者の10年」後半期にあたり
・発展させよう! 九州における障害者問題の研究と運動を。
・実現させよう! 完全参加と平等を。 |
| 記念講演 |
*障害児へのとりくみを通して人間の本性を考える。 |
| 基礎講座 |
*地方自治体と社会福祉 地域格差をめぐって
滝沢 仁唱(西日本短期大学) |
| 分
科 会 |
*障害者の住みよい街づくりをすすめるために |
本来なら、まず記念講演を説明しなければならないですけど、私達(永山・山本・中村・田爪)は旅の疲れでなんと、記念講演が始まってから最後まで、2時間も寝ていたのです! というわけで私達4人は馬の耳に念仏で、有明海の海をバックに甘い恋愛の夢を見ていたのです。
次の基礎講座については、身体の疲れもとれ真剣に聞くことができました。この基礎講座では、老人福祉問題と、障害者をからめた複合的な話し合いが行われて、まず特別養護老人ホーム(特老ホーム)の問題をピックアップしますと、1.市街地からかなり遠いため、家族及び親戚などが、たまにしか面会が出来ない。2.特老ホームに入所しても、その特老ホームから死ぬまでに退所するケースが少ない。
ここでは2点の問題をピックアップしましたが、1.と2.の問題を補足して説明しますと、1.の市街地から特老ホームが放れているというこの問題は、何といってもこの特老ホームを建てるための敷地の問題です。今やどこの県でも市街地近くの土地の評価額は目白押しに上がっています。そうしますと必然的に行政側は、安い土地を求めて、市街地からいくら遠くても、土地の評価が安くなる所に土地を購入するわけです。次に2.の特老ホームに入所しても退所はないという問題ですが、この事は非常に老人福祉と障害者問題の諸問題の接点だということを付け加えておきます。それは何故か? それは特老ホームにしろ障害者施設にしろ、そういった施設に入所する時点で、人間的扱いというより、動物的扱いに近くなるからです。分かりやすくいえば、行政側のカリキュラムに沿って、1日3回の食事とそのカリキュラムを永遠に消化していけばいいのです。その流れに逆らって退所しようということになればもちろん厄介な問題になるという事です。
この基礎講座の事は2点の事だけしか書けませんでしたが、私達が身近な事に、ここまで奥深く知れたという事は、この研究集会に参加出来てとてもすばらしいと思います。次の機会のある時に分科会の事も書きたいと思います。
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