第23号
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自 立

平 等

平 和
まこちえれこっちゃ
発    行
宮崎福祉のまちづくり協議会
 〒880-0024
 宮崎市祇園1丁目50番地  
 宮崎市心身障害者福祉会館 (1F)
      CADセンター内
   TEL・FAX (0985)31−6441
発行日:昭和63年6月23日


現代文明におけるボタンの盲点

イラスト:パソコン川崎 重明 

 現代におけるキーボード、いわゆるボタンについて考えてみると、障害者の内、特にCP(脳性小児麻痺者)は、震えや緊張があり、ボタンの押し違えや二度押しがある事を、他の障害者の中にもあまり知られていないのではないか・・? 増して、一般の人(健丈者)には解らないと思われる・・・。
 この様に、一般の人にとっては何でもない事でも、障害者にとって大変難しく使いにくい面が在る。ちょっと、一工夫し我々でも使いやすくすれば、一般の人にも便利に使えるものがあるのではないか。
 例えば、公衆電話一つを取ってみても、受話器を耳に当てなくてもボタンを押した時(受話器を耳に当てながらボタンを押すのは難しい)確認音が聞こえて来れば、だいぶ違うと思う。それに、あのボタンの軽さはどうにかして欲しい、ある程度、抵抗が欲しい所である。
 最近、カード式電話が多くなってきたが、カードの挿入口も入れにくい。挿入口の下に“ベロ”をつけて、カードを置いて入れられれば入れ易くなると思う。
 家庭用のデザイン・テレフォンもそうだと思う。よく見るデザインにボタンの上の方が、まるく凸型になっていているのを見るが、あれは非常に押しづらい、それよりも、逆に凹形にへこみがある方が、押しやすい。
 又、ワープロやパソコンのキーボードも、使いにくいと言うよりも、使い勝手が悪い所がある。それは、キーボードのボタンを長く押し続けると同じ文字が続けて出る機能である。一般の人には便利な機能でも、僕達にとっては無くてもいい機能である。もし、メーカーの方で使いやすく改良してくれるのなら反応時間を調整出来るようにして貰えないだろうか。
 他にも考えれば、まだまだ、色々な事が出て来ると思うのである。



全障研九州ブロック研究集会
佐 賀 大 会


〔第7分科会報告〕

A.提出レポート
  宮 崎 4本 1)電動車椅子スラローム競技会を実施して
2)第2回まちづくりの集い
3)便利になったの?      現代再考   
4)点検調査活動を行政へ
  熊 本 1本 住宅懇談会の取り組み
        障害者児の生活を豊かにする会   
  鹿児島 2本 1)ハンディキャブ号&ボラントピア交差点
2)日本一小さな手作りメーデー
        麦の芽共同作業所   

B.分科会経過
 合計7本のレポートを各々説明し、合わせて疑問応答があり、休憩を挟んで、レポートが広範囲に渡っていた為、司会の提案により障害者児の住宅・環境整備・移動問題について討議する事になった。午前9時より午後2時まで続けて討議し、その後、遅い昼食を参加者全員で食べた。

C.レポート内容及び感想
【宮崎のレポート】
 4本のレポートの内、2に意見が多かった。参加者の中の障害者からワープロが打ち難いのでキーボードの上に穴を開けた板を乗せ、押し込む様にキーを押すというふうにいろんなアイデアが出た。ちょっとした事で便利に使えるものである。
【熊本のレポート】
 持家、公営・私設の障害者用・一般アパート・住宅の点検調査の模様をスライドを使って説明。また、熊本市に出来た障害者用モデル住宅の点検調査の模様も説明された。特筆すべきは点検調査の後日、障害者男女数名と健常者により、住宅に関する要望・意見を聞き、行政へ働き掛けようとしている点である。公営障害者住宅のフリーメイクによる設計が必要である事を改めて感じた。
【鹿児島のレポート】
 ハンディキャプの運行にあたって、その待機場所として街中の喫茶店を(日曜日運行、喫茶店が日曜日定休日の為、)日曜日に借り受け、ボランティア及び福祉の興味ある人への溜まり場としての側面も持たせて、活動を開始した。しかし、ハンディキャブに関しては、使用する障害者の経費負担としての会費は取らず、純然たる会費として障害者だけなく、運転Voからも取るようになっている。長期間運営して行くには経費等に於いて苦しくなっていく事と思われる。市・県からの助成を始めからあてにしているようだが、運行距離に見合う料金獲得でやっていく事が望ましいと思う。新規事業への助成は行政改革のあおりのもと、段々難しくなっていく事と思うからだ。

D.次回分料会の課題
   1)障害者用住宅の設計ノウハウを作る
   2)各県の福祉タクシー制度の洗い直し
   3)各県の福祉環境整備指針の洗い直しと条例化
   4)住宅改造等に関わる行政からの補助・助成の各県の相違点
 以上の4点については、次回の鹿児島集会に出し合い、研究を進め、行政への働きかけを行っていこうとするものである。
E.分科会総括
 まちづくりの分料会と言っても、その内容は広範囲で、短時間の内に提出レポートだけによる進行だけではいささか無理があるようだ。次回はより具体的に課題が設けられたので、九州各県の実状がかなり把握でき、自県のまちづくり運動に繁栄されるものと確信すると共に、九州全体の福祉への視点も変わるものと思う。


全障研九州ブロック研究集会に参加して


山本 一郎 

 去る5月7日(土)〜5月8日(日)に全障研(全国障害者問題研究会)が、佐賀県で開催されました。
 私は、この“全障研”に参加してものすご新鮮な気分になりました。それというのもこの集会では、ただ単に訴えているのではなく、いかに行政を動かしいていくか又、障害者の「完全参加と平和」・「障害者問題の研究と運動」などを切実に訴えているからです。
 それに、ここにいる人達の心の底から障害者問題を考え、なおかつそれを実践している姿を見ていると勇気が湧いてきました。
 ここで私が参加した、全障研の内容を簡単に説明します。

  集会テーマ *国連「障害者の10年」後半期にあたり
  ・発展させよう! 九州における障害者問題の研究と運動を。
  ・実現させよう! 完全参加と平等を。
  記念講演 *障害児へのとりくみを通して人間の本性を考える。
  基礎講座 *地方自治体と社会福祉   地域格差をめぐって  
   滝沢 仁唱(西日本短期大学)
  分 科 会 *障害者の住みよい街づくりをすすめるために

 本来なら、まず記念講演を説明しなければならないですけど、私達(永山・山本・中村・田爪)は旅の疲れでなんと、記念講演が始まってから最後まで、2時間も寝ていたのです! というわけで私達4人は馬の耳に念仏で、有明海の海をバックに甘い恋愛の夢を見ていたのです。
 次の基礎講座については、身体の疲れもとれ真剣に聞くことができました。この基礎講座では、老人福祉問題と、障害者をからめた複合的な話し合いが行われて、まず特別養護老人ホーム(特老ホーム)の問題をピックアップしますと、1.市街地からかなり遠いため、家族及び親戚などが、たまにしか面会が出来ない。2.特老ホームに入所しても、その特老ホームから死ぬまでに退所するケースが少ない。
 ここでは2点の問題をピックアップしましたが、1.と2.の問題を補足して説明しますと、1.の市街地から特老ホームが放れているというこの問題は、何といってもこの特老ホームを建てるための敷地の問題です。今やどこの県でも市街地近くの土地の評価額は目白押しに上がっています。そうしますと必然的に行政側は、安い土地を求めて、市街地からいくら遠くても、土地の評価が安くなる所に土地を購入するわけです。次に2.の特老ホームに入所しても退所はないという問題ですが、この事は非常に老人福祉と障害者問題の諸問題の接点だということを付け加えておきます。それは何故か? それは特老ホームにしろ障害者施設にしろ、そういった施設に入所する時点で、人間的扱いというより、動物的扱いに近くなるからです。分かりやすくいえば、行政側のカリキュラムに沿って、1日3回の食事とそのカリキュラムを永遠に消化していけばいいのです。その流れに逆らって退所しようということになればもちろん厄介な問題になるという事です。
 この基礎講座の事は2点の事だけしか書けませんでしたが、私達が身近な事に、ここまで奥深く知れたという事は、この研究集会に参加出来てとてもすばらしいと思います。次の機会のある時に分科会の事も書きたいと思います。



第17回                             
「全障研九州ブロック研究集会」に参加して


 5月7・8日に佐賀県で「九ブロ大会」が開催された。7日の2時に佐賀に行くために、6日の夜12時に宮崎を出発した!!
 ママさんの作ってくれた<おにぎり>を持って、行きの車内では、皆、元気!元気!! 宮崎〜萩の茶屋くま川は、山本さんがドライバー。それ以外は私の運転で、後に乗ってるマッチと田爪さんは、ハラハラ・ドキドキ!!!(帰りはずっと山本ドライバー!)。国道を走っているつもりが、いつの間にか県道を走っていて、ドキ!!! でも、そのおかげですごく景色のいい港に出て、山本さんは「デートコースができた!!」と大はしゃぎ! 写真を撮ったけど、残念ながら写ってなかったみたいです。
 三井グリンランドの駐車場で2時間の仮眠をとり、皆様ご存知の柳川市で、名物“セイロ蒸し”を食べました。柳川市に着いた時すごい大雨で、柳川下りはできなかったけど、風流のある町でした。(佐賀県に到着するまで、あれこれ14時間  !!!)
 7日昼2時、やっとのことで、ホテル龍登園に着いた。外見は立派なホテル。だが、一歩中に入ると階段がいっぱい。車椅子にとっては不便な所でした。。。
 昼2時から4時30分の記念講演がありました。講師は滋賀県の第一びわこ学園園長の『高谷 清先生』。せっかくお話をしてくださっているのに、眠気に勝てず、一番後ろの席で4人並んで、ぐっすり眠ってしまいいました・・・。
 その中で覚えていることは、スライドを使って、「抱きしめてBIWAKO」の説明をされていたことぐらいです。これは、あの海みたいに広い大きなびわ湖を、皆で手をつないで一つの輪にしよう!・・・というものです。バイクに乗った若者、腰の曲がりそうなおじいちゃん、施設の入所者、家族連れ等々・・・、人の立てない道路端やがけは、漁船やタヌキの置物で輪をつないだ。それでも足りない所は黄色い煙でつないでいた。その他、重症身体障害者には、1.心身共に障害がある 2.体にだけに障害がある。 3.知能にだけ障害があるというふうに三つに分けることができる・・・というお話でした。
 一番印象に残ったことは「社会の中には正常異常があるのがあたり前」ということです。高谷先生は「障害者がいるのがふつうの社会です。」と強調されました。
 次の基礎講座は、第1〜第5と分かれており、私は第1講座の「障害の早期発見と発達保障の課題」。講師は第一幼児教育短大の『佐々木美智子先生』。まず初めに、早期発見すべき障害の変遷についての講演でした。固定的障害観の時代から、障害を発達との関連でダイナミックにとらえはじめた時代へと変わり、これから先はより科学的にThe Right to Dovelopmentの観点からリハビリテーション・システムを考える時代へとなる。(Development は、国際平和年の基本テーマに掲げられています。) Right to Dovelopment の訳語は「発達保障」が的確であり、この意味の説明等があった。その他、発達の階層における発達段階と新しい発達の力の生成について、資料を基にお話しがあり、かもがわ出版の「子供の発達と健康教育」という本のお勧めがありました。周りが保育園の保母さんや施設職員ばかりで、話の内容は高度だし、眠気はおそってくるしで、あまり内容をつかめませんでした。すいません。。。
 次の日の分科会は、マッチの報告をご覧下さい
 佐賀での大会が終わり、帰りに太宰府へ観光へ行き、九州自動車道を通り、無事、宮崎へかえってきました。私は帰りの車の中ほとんど眠っていたのですが、話によれば事故しそうになったとか・・・!? まっ、タヌキにも化されず、無傷で帰れたことだけでもよかったと思います。

       ※眠かったけど、いろいろ勉強になりました。
                まちづくりの皆さん、ありがとうございましいた!!

中村 美代 



第17回 全障研九州ブロック
研究集会に参加して    


 連休明けの5月7日・8日、私はまちづくりの代表として佐賀に行かせていただきました。記念講演、分科会ともに眠くて眠くてほとんどボーッとしていました。他に行ったメンバーの方のレポートをご参照下さい。九ブロに参加して唯一、きちんと聞いていたのは基礎講座だけだったような気がします。私の行った基礎講座は「共同教育、統合教育をすすめるために」という講座でした。障害を持った子供も普通学校の普通学級で学ばせてゆこうというのが大体の主旨ですが少し詳しく述べますと、「共同学級」といっても、普通の児童と障害児がただ一緒にそこに居るという物理的なものであってはいけない。障害児の学習の可能性、障害児の人格形成を保障しながらも、普通児との共同教育を行ってゆかねばならない。真の意味の学力、能力を伸ばせる保障が普通児にとっても障害児にとってもなければ、共同教育の制度だけできても何もならない。真のインテグレーション(共同教育)はまず、専門教諭の育成から行っていかなければならないだろう。・・・というようなことでした。内容が難しく、あまり深く考えられなかったんですが、基礎講座をこれにして良かったと思います。とても 興味をもちました。
 今回、佐賀というかなり遠い所でしたので疲れもどっとでて、あまり真面目に九ブロに参加できなかったんですけど、次回は鹿児島であるそうなので、機会があれば是非、また行きたいと思います。いろいろ勉強させていただいて、まちづくりのみなさんほんとにどうもありがとうございました。私以外に行かれた永山さん、山本さん、みよちゃん、おつかれさまでした。

by T.Tazume 


編集後記 今回は、とても とても とても遅れてしまって、本当に申し訳ございませんでした。
 2人はとても忙しくてなかなかまちづくりにも参加できないんですけど、少しでも行けるように心がけます   !!
                                           TOKI


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