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無人駅で車椅子障害者が乗車に挑戦!
平成13年7月15日(日)

 交通バリアフリー法がしきりに言われるようになった。そこで私たちは障害者の旅というテーマで様々な角度から調査することとした。
宿泊地、テーマパーク、旧所名跡といたる所にバリアがあるような気がしている。多くの障害者はその様に受け止め、それが旅にブレーキをかけているのではないかと思う。
 障害者は、勿論何処にでも行きたいし、色々な楽しみにしたりたいと思っている。しかし、何処へ行けて、何処にはバリアがあるという正確な情報が欲しいのである。
 そこで移動のおおもと、鉄道を検証することとした。宮崎県内の駅舎は9割以上、無人駅化している。そこで無人駅での利用の仕方を知りたいけど、実際は大変だろうという想定の元、正確な情報を持ち得ないのが現状だと思う。
 我々は一人の車椅子使用者にテストをしていただいた。無人駅に行き、汽車に乗るという行動を一つ前の駅から乗るスタッフ、他人のふりをして同乗するスタッフ、写真を撮影するスタッフと準備万端で挑戦することとなった。
今回の体験者
彼が今から初めて経験する無人駅での列車の利用に挑戦しようとしている。お金の支払い方、介護の依頼方法など不安だらけであるが、一応列車内にはスタッフは2名同行している。
そのスタッフは介護方法、周囲の人の雰囲気等を記入するチェックシートとカメラを持参している。



JRこどものくに駅とは? こどもの国駅と言うところは、道路を隔てた所に「子供の国」という昔からの遊園地があり、宮崎ではメジャーな施設である。その施設を利用することを目的に(?)作られた駅舎と言える。
JRこどものくに駅 駅舎入口の階段

駅舎の周囲は? 旧220号線が駅舎の前を走る道路で、現在はバイパスがとおり、しかし、それでも交通量の多い、(季節的に)歩道橋を渡ると「子供の国(遊園地)」である。
駅舎周辺の歩道 「子供の国」との間の歩道橋

プラットホームへの関門 プラットホームへはスロープを利用してあがる。ただ、このスロープは始まりと、終端部に金網の扉(写真)が2ヶ所あり、車椅子での開閉は困難である。
ホーム入口(スロープ上端)の障害物 ようやくホームへ向かう

こんな具合に乗りました プラットホームにいると、汽車から運転手が「のるのですか」と問いかけてきた。「宮崎駅まで」と返事して介助が始まった。プラットホームと列車の段差は30センチほどあり、彼も思わず立ってしまった。(やっと立てる障害)事前には全介助を予定していたけど・・・。
 @  A
運転手から「のるのですか?」の問いかけ 思わず立ってしまった!(^^;)
 B  C
自力で乗り込むところ 車椅子を社内へ運ぶ運転手

無事に宮崎駅に到着 途中何カ所かの無人駅を通過し、無事、宮崎駅に着いた。しかし、宮崎駅にはエレベーターが無く、車椅子対応のエスカレーターを利用し、改札口から外に出る。建設当時、JR九州との話し合いを持ち、EVの設置をお願いしたが、困難という返事を思い出した。
無事、JR宮崎駅に到着 さてさて、宮崎駅に到着してほっとした彼だが、その30分程度の汽車の旅には様々な思いが巡ったことだと推察する。
ところで、JR九州として無人駅での車椅子障害者の利用についてのマニュアルめいたものがあるかと、総合案内書を尋ね、質問をした。

↓   ↓    ↓


それによると、運転手が列車を離れて障害者の介助はできないし、基本的には無人駅での介助の必要な障害者の乗車について、一部事前に連絡を頂き、介助体制が取れた場合は利用できる、との返答であった。事前(何分前かは不明)に連絡を取れる場合と取れない場合などがあるはずで、正式な質問を本社にしようと考えている。
総合窓口で質問しているスタッフ
総合窓口で質問しているスタッフ